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北欧でゲームのお仕事

不憫すぎる。私が何を選択しても8歳の可愛い女の子が不幸になってゆく『Little Misfortune(リトル・ミスフォーチュン)』

これだけ、メッセージの詰まったインタラクティブ・ストーリーゲームは未だかつてみたことがないですねー。「子ども」「不幸」というキーワードだけで行くと、ノルウェーの『マイチャイルド:レーベンスボルン』という、戦争背景にいじめを受ける養子の子を育てていく趣味レーションゲームがあったのですが、今回の『Little Misfortune(リトル・ミスフォーチュン)』は少し狂気を孕んでいます。

 

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 こちらがトレーラー。一見、北欧の絵本のような可愛らしい感じ。が、その絵のテイストとダークなストーリーのギャップがかなりありすぎて、さらなる狂気を生み出しています。

 

 

このゲームの主役は、ミスフォーチュンという8歳の女の子。キラキラしたグリッターを掛けるのが大好きなどこにでもいそうな女の子。この子が突然謎の声を聞き始める。この声はミスター・ヴォイスといい、ゲームに勝ったら「永遠の幸せ」が手に入ると言い始める。もちろん、ミスフォーチュンは興味深々。その声に従いいろんな謎を解いていく。というのが簡単なあらすじ。ゲームの中では、いろいろな選択肢があり私が何を選ぶかによりストーリー展開が変わってくるので、選択は慎重に判断されなればならないというもの。

 

 

初期はこんなかわいい部屋から始まる。

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ほのぼの

 

どう考えても罠やん!みたいなのも、ミスター・ヴォイスのアドバイスでどんどん進んでいっちゃう。

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どう考えても落とし穴

 

動物園ではいろんな動物が見られて楽しい。ってかこの鳥w

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この鳥・・

 

何がどうなったのかわからないけど、いきなりこんな地下世界に迷い込んでしまうことも。

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いきなりこんな世界に行ってしまう

 

 

実はこのゲームの開発者はスウェーデン北部拠点なのですが、ゲームの中にかなりスウェーデンな感じの部分があるので、今回はそれをちょっとご紹介したいと思います。

 

 

 

ゲームの中では15歳以下の子どもがバスに無料で乗れるとあります。私の住むスウェーデンのエリアでは確か9歳以下は無料だったかと思いますが、ミスフォーチュンは無料でバスに乗れます。これはスウェーデンではとても普通のことです。

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風景もいい

 

この黄色いポスト、街でよく見かけます。こちらではポストは赤くありません。

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黄色いポスト

 

このお店は「お酒が買えるお店」、実際名は「システムボラゲット」という名前ですが、ゲーム内では「システムラゲット」となっています。スウェーデンではアルコールはコンビニなどでは買えず(すごく低いアルコールのものはスーパーでも買えますが)、お酒を買うときはこのお酒専門店で買わなくてはいけません。

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お酒

 

この新聞の右下にある、アイスホッケーの記事。黄色とブルーのユニフォームはスウェーデンです。「勝てなかったが楽しかった!」というのは、なんともスウェーデンらしい見出しです。

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アイスホッケー

 

途中で電車に乗るシーンがありますが、電車のゲートはこんな感じ。田舎に行くとゲートすらない感じです。私の住むスウェーデンの電車乗り場には、全くゲートがありません。ランダムで電車の中でチケットを調べに来る人がいるくらいです。

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電車ゲートは基本ない

 

このゲームに出てくる大人たちはみんな仮面をつけています。これってちょっとスウェーデンの人のポーカーフェイス感を揶揄した感じなのかな?と、一瞬考えてしまいましたよね。いや、思い違いかな・・・・。

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仮面

 

このゲームはKillmonday Gamesというストックホルムよりももうちょっと北上した街にあるゲームスタジオで、二人の夫婦(パートナー)によって制作されています。


かなりカルト感溢れるゲームを制作しているスタジをですが、恐怖だけではない暖かさもそこにはあり、またちょっと笑えるポイントもあるのが素敵なゲームです。

 

www.killmondaygames.com

ゲームはPC,モバイルに対応しています。日本語にも対応してます。なぜかAndroid版がiOS版よりも高いという異例の事態が起こっています。しかもAndroid版は18禁のレーティングも!ということで有料のゲームですが、きっとゲームが終わったあと、「人生の選択」という点において結構考えさせられるゲームだと思うので、ぜひコーヒーを飲みながら、このゲームを味わってみてください。

 

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Little Misfortune

Little Misfortune

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