今スウェーデンの2つのスタジオが根強いファンを持つ『ヴァンパイア:ザ・マスカレード』のIPの下にゲーム製作を進めている。その内の一つがバトルロイヤルという事で、『ヴァンパイア』ファン層と『バトルロイヤル』層がマッチするとは考えられない状況下で、私の脳みそはとても混乱している。
『ヴァンパイア:ザ・マスカレード』はIPの使用を許可した為、2021年に5つもの『ヴァンパイア:ザ・マスカレード』のタイトルを掲げるゲームがリリースされる予定となっている。これはライセンサー、ライセンシーにとって本当に良い結果になるかといえば不明だが、ファンにとっては2021年は『ヴァンパイア:ザ・マスカレード』ゲーム年になるに違いない。。
オリジナルの『ヴァンパイア:ザ・マスカレード』は現代風ゴシックパンクで世界観も良く多くのファンを抱えるのでIPを使いたいスタジオが多いのはとてもよくわかる。
そんなこんなで現在スウェーデンの2社のゲームスタジオが『ヴァンパイア:ザ・マスカレード』のゲームを絶賛製作中!
1社目はParadox Interactive (パラドックス・インタラクティブ)。スウェーデンのゲーム業界でも大手で、最近だと去年の9月に『Crusader Kings III』をリリースし、ユーザーから高い評価を受けている。そんなパラドックスが手がける『ヴァンパイア:ザ・マスカレード-ブラッドライン2』の新作はこちら。
*かなりショッキングな映像があるので、グロテスクな表現が苦手な人は見ないほうがいいかもです。
ヴァンパイアに支配されているシアトルをベースに巻き起こる犯罪ドラマ(主に血液取引)を体験していく感じのストーリーとなっている。
そして2作目がSharkmobの『The Masquerade Battle Royale (仮)』
Sharkmobは比較的新しめのスタジオでまだ1作品も出してないにも関わらず、中国企業の騰訊(テンセント)に100%買収されたスウェーデンのスタジオ。
テンセントはもちろんバトルロイヤルゲーム大好きで(ご存知の通り)、しかし、これだけの血飛沫表現があるゲームとなると中国でのパブリッシュはかなり厳しいかと。流血エフェクトOFF機能があってもOFFにするとヴァンパイア的な世界観と要素が半減どころか9割減くらいになってしまうので、もしかしたら純粋に欧米市場のゲームとして投資した感は結構あるのが印象的ゲームトレイラー。
しかしこのバトルロイヤルブームの中に、ヴァンパイア縛りのバトルロイヤルを出す、この強気。しかも結構世界観があるIPなので、新しいレベルやチャレンジなんかは元々の世界観との齟齬が結構生じる箇所も多々あるだろうに、そこのところもどうなるのか注目なポイントではあります。
という事で、どちらのタイトルも2021年に発売予定!さてさてどうなることやら!
ちなみに皆さんは、どっちのゲームが好みですか?