島を守るストラテジー、アクションアドベンチャーゲームの『Bad North』が日本でもリリースされました！やったー！
どのプラットフォームでも楽しめますが、私はNintendo Switch版がオススメです。
2018年、今夏にリリースされた『Bad North』。このゲームを開発しているのはスウェーデン南部、マルメのゲームスタジオPlausible Conceptです。
マルメでは月に1回くらいの頻度でゲーム開発者が集まるGAME DEVELOPER MEETUP!があります。多い時で300人くらいのゲーム開発者がバーにぎゅうぎゅうになって盛り上がります。
先月そんなミートアップで出会ったPlausible Conceptのゲーム『Bad North』がこの夏にリリース、Nintendo Switch向けにもリリースされるということで、ちょっと前回ゲームプレイを見させてもらった感想と期待を書きたいと思います。
コンセプトの「バイキングの攻撃から自分の島を守るリアルタイムタクティクス」と聞いた時、一瞬『Boom Beach』を想像しましたが、そもそも『Bad North』はマルチプレイヤーでもないですし、ヴィジュアルが非常にミニマルで美しい。そして島が立体的なので、上位地からの攻撃や上陸してくるバイキングから見えない位置からの攻撃の戦略を立てることができるのが醍醐味です。
このシンプルで美しいビジュアルは戦略ゲーム好きな人だけに止まらず、広い層のプレイヤーを引きつける魅力があると思うし、何よりも攻防戦というシンプルなルールながら、一つの島という限定された場所でなおかつ全てのアクションが目で追えるのはかなり良くデザインされています。また負けた時に、自分のどの部分が戦略不足だったのか？がわかるので再度プレイしたくなります。
外界からやってくるバイキングから島を守ることで、もちろん島はアップグレードして行くのですが、ゲーム自体のコンセプトに「戦い続けろ、力や富や栄光のためではなく、あなたが再び平和な生活を送る希望のために。」という一文があるのがめちゃくちゃ好きです。
Keep fighting. Not for power or riches or glory, but for the hope that one day you can live a peaceful life again.
ちなみに『Bad North』の開発期間は3年、そして開発者チームは3名。アート・デザイナーのオスカーは元UbisoftのテクニカルアーティストとUsTwoでのUnity開発者。UsTwoと言えば Monument Valley（モニュメントバリー）を生み出した神スタジオです！もともとUsTwoはクリエイティブエージェンシーで、マルメにもオフィスはあるのですが、ゲームのメインはロンドンオフィスで開発されています。デザイン・プログラマーのリチャードはイベントで知り合ったのですが、彼は『リトル・ナイトメア』や『リトルビックプラネット』などのプロジェクト背景を持ちます。音楽担当のマーティンは結構いろんなノルディックのゲームイベントで出会うのですが、とても気さくで北欧のインディーゲームシーンの音楽を盛り上げてる人の一人かもしれません。彼の音楽はHidden Folks, GoNNER, Among The Sleep, Teslagradのゲーム中に聞くことができます。
トレイラーはこちら！
このNintendoの開発者インタビュー記事は良かったです。初期のアイディア構想中に影響を受けたゲームや、シンプルなゲームプレイの裏にある深いUI,UXデザインなんかが読み取れます。
今年のGDCでのゲームプレイの様子も早速上がってますね！
iOS and Androidリリースはもう少し先ということですが、そちらのリリースも楽しみです！
