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北欧でゲームのお仕事

アートとアーケードゲームの核融合『140』『THOTH』を君はプレイしたか?/Carlsen Games

 

近年、『神ゲー』から始まるタイトルのゲーム記事をよく目にするようになったのですが、一体いくつ『神ゲー』がこの世界に存在するんだろう?

 と毎回ツッコミを入れられずにはいられないものの、インドにはアバターも含めると神様が数億単位でいるらしいのでそこらへんの数のツッコミはやめておくことにしましょう。

 

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神様は人の心の数だけいる!

 

でもあえて言います。今回ご紹介するゲームはプラットフォーマーを愛する私にとっては『神ゲー』ともなりえる存在の2作品です。

 

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『140』

 2013年にリリース。このカラフルでミニマリズムな世界を進むプラットフォーマー。グラフィックとエレクトロな音楽が連動しており、プレイ操作も至ってシンプル、なのに難しい!!難易度高い!!むしろ私のスキルが低い!

 

 

このゲームは音楽に合わせて自分が動くという訳ではなく、画面上に生まれ出る障害物が音楽に共鳴しているので、恐らく「音ゲー」のジャンルとは一線を画すゲームかと思っています。(違ったら教えてください)

 

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普通にサントラ聴いてるだけでも、踊れるレベル

 

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このグラフィックセンス。もう神です。

 

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あぁかっこよすぎる!


ちなみに、サウンドを5.1chサラウンドシステムの映画モードでプレイするとものすごい臨場感のあるゲームになります。というのも、うちの音響がデフォルトで超大音量の映画設定になっており『140』をプレイしていた時のサウンドの重低音で、ガラス窓がババババーって振動して、私もアワワワーってなり音量を下げましたが、結構重低音もきいてるエレクトロ音楽なので、音楽好きさんにも実はオススメのゲームです。サントラも販売されています。

 

 

 

『THOTH』

 こちらは2016年に同スタジオから発表されたツインスティックシューティング・ゲーム。『140』よりもカラーやグラフィックが洗練されています。そしてこのサウンド!

 

 

サウンドはエレクトロ音楽のパイオニア的存在であるCristian Vogel と SØS Gunver Rybergによって作曲されていてます。

 

 

 

そんな『THOTH』なんですが、私的な感覚では難易度は『140』より少し高め。シングルプレイでも協力プレイでも遊べます。ゲーム自体はシンプルで、「迫ってくる物体を撃つ行為」、「迫ってくる物体を回避する行為」の2つだけなんですが、これが難しい。いや難しいというか脳の処理が追いつかない?(私の脳が劣化した?)状況に陥ります。

 

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私は協力プレイを相方とプレイしたのですが、一人の時よりも難易度が上がってる(?)のか、難易度だけでいうと『カップヘッド』よりも恐らく上。ダメージを受けるとまた最初からやり直す。その度にスキルが上がっていき、「どんどん上達していく私!天才!」みたいな気持ちになった瞬間にだいたいダメージを喰らって死ぬっていう展開が私のパターンです。とはいえ死んでもテンポよくまた再スタートできるので、なかなかやめられずに、ずっとプレイしてしまう。そんな中毒性の高いゲームです。

 

 

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 このゲームを製作するゲームスタジオは、デンマークコペンハーゲンにあるCarlsen Games。スタジオ名にあるようにJeppe Carlsen氏がゲームデザイン・プログラミングを担当するゲームスタジオです。

 

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こんなゲームのレベルデザインをする人ってどんな脳味噌をしてるんだろうと、毎回疑問に思っていたのですが、Jeppe氏は、『LIMBO』『INSIDE』を手がけたPlaydeadの元リードゲームプレイデザイナー。私の記憶が正しければ、Playdeadにはその昔1-2人しかゲームプレイデザイナーはいなかったはずなので、『LIMBO』や『INSIDE』のアクションパズルが彼の頭脳から生み出されてきたとしても全く持って不思議ではない、そんな私にとってリスペクトしかないゲーム開発者の一人なのです。そして話してみるとめちゃくちゃ控えめで、フレンドリーないい人でした。

 

 

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TwitterJeppe Carlsen

Official website:carlsengames.com