制服が長袖から半袖に変わる頃、爽やかな潮の香りが、次第に存在感を増していく眩い日差しと混ざり合い、なんとも言い難い爽快感のある港町で育った私でございます。
今回ご紹介したいのは、そんな季節の表現が美しいゲームであります。北欧発のゲームではないのですが、米国在住のゲーム開発者Eric氏が4年かけてほぼほぼ一人で開発したという、結構ありえないゲームなのです。コーディングを始め、途方も無いピクセルアートの数々と音楽、キャラクターアート、ストーリーと一切の妥協のないゲーム内のオブジェクトとのインタラクティブ性の高さは、涙なしにはプレイできません。
下記のインタビューでは「開発経験があまりなかった」という発言がありますが、開発経験がなかったからこそ、こだわるところにとことんこだわれたし、「期限内に制作しないといけないから、この機能削ろう」みたいなビジネス的な考えも生まれずに、ピュアに自分の表現したいものを追求できたんだと思います。とはいえ、「この4年間は、彼女の奨学金で生きていた」と答えているところがあるので、彼女さん、素晴らしい人なんだろうなぁと思います。涙。
上記インタビューを日本語に訳されてた方がいますので、こちらもオススメです。
ちなみに、私が知る限り、4年間の開発期間というのはインディー界隈では結構普通で、昨年から今年のゲームアワードのほとんどにノミネートされている『さよならワイルドハーツ』も開発者2名で開発期間は4年です。
ちなみに、こちらも音楽以外は全て一人で制作された『マイフレンド・ペドロ』も開発期間は4年間です。
上記どちらのスタジオの開発者も知っているのですが、彼らを取り巻く環境、家族、彼女がとても良い感じにサポートしてあげている感じなんです。パートナーのクリエイティビティをとても尊敬していて、ゲーム作ってるなんてかっこいいね!みたいな雰囲気があります。収入に関しては前作品の売り上げで全く4年間の制作活動が金銭的に問題ないこともありますが、Eric氏の様に前作品がないと、4年間の収入がないので、結構切り詰めた生活になることになるのですが、そういう苦しい時を一緒に過ごしたパートナーや家族の理解というのは何物にも代え難い絆になったりするんですよね。
ということで、前置きはいいにして(え、長い前置きだな)このゲーム『スターデューバレー』の話をしましょう!私がこのゲームが素晴らしいと感じた5つの点を少し書いていけたらと思います。
1、四季が美しい
このゲームには、春・夏・秋・冬という4つの季節があります。それぞれの季節の祭り、育つ作物や釣れる魚が異なるという、まさに季節感満
2、動物が可愛すぎる!
まぁファーム系ゲームの醍醐味といえば動物を育てることですよね!私はファーム系のゲームでは必ず、「動物は放牧する、囲いで囲まない」というポリシーを掲げているので、最初から囲いを設置しないと動物が飼えない設定のファームゲームはやりません。
あと、動物の他にスライムも飼えます。でも全然懐いてくれなくて超攻撃してくるんで囲ってみましたが、囲うとやっぱりスライムでもかわいそうなので、放牧する方向に切り替えました。めちゃ攻撃されますが。
3、同性婚もできる!
このゲームの中では村民と結婚することができます。ちなみに、同性婚もできると後で知ったのですが、すごい良いですよね。そもそもゲームを始めた時に、結婚はしない!一生独身を貫く!と決めていたのですが、やっぱりゲームとして一通りイベントは経験しておきたい、という欲求に負けて結婚しました。仲良くなる為に定期的に捧げ物をするのがかなり辛かったです。とはいえ、こんな小さい街なので村八分にされない様に周りとうまくやるという環境がなんともリアルでした。私はアレックスというキャラクターを選んだのですが、特に理由はなく、私の隣人の人の名前がアレックスで、見慣れた名前だったという理由だけで手っ取り早く決めました。
手っ取り早く結婚したので、イベント自体はちょっとあんまり感動しなかったです。もっとちゃんと好きな人を探して結婚すればよかったと激しく後悔。ごめんよ、アレックス。全然、好きになれそうにないわ。
4、公民館バンドルの難易度が絶妙
街にある公民館を復興させるというイベントがあるのですが、これは6種類のバンドルを全て完成させる必要があります。このクエストの難易度設定が絶妙。最初は結構簡単なものから始まり、経験を積んでいくと自然に手に入るアイテムのバンドルや雨の日にしか絶対釣れない魚などなど、どんどん難易度が高くなっていく感じが、私のリテンションを爆上げしてくれました。
5、探窟家気分が味わえる!
街の端には鉱山があります。そこではモンスターを倒したり、鉱石を拾ったり、毒キノコに当たったりします。そんな鉱石の中でも珍しい鉱石があり、それを街の図書館に持っていくと報酬がもらえたります。集めたものを見てると探窟家になった気分になるのでとても素晴らしいです。もっと深く!もっと深く!ちなみに、ドクロの洞窟の底はまだ発見されてないそうですね。
ということで!この私の記事は『スターデューバレー』の良さの1%も伝えられていないと思うのですが、ファーム系ゲーム『牧場物語』や『川のぬし釣り』なんかで育った人には絶対プレイしてほしいゲームなのです。そして私と素晴らしさを語りあってもらえませんかね?
日本語完全対応済み。モバイルにも対応しています。
最後に、私の最高金額の収入日の記念画像でお別れです。それでは!