日本ではそんなに流行っていないものの、海外では爆発的な人気になっているモバイルゲームは多々あります。
先週木曜日にGooglePlayゲームカテゴリで史上初の10億ダウンロードを記録した「Subway Surfers」もそのゲームの一つ。2012年5月にローンチしてから、2018年3月15日の6年間で10億ダウンロードに到達しました。2017年に最もダウンロードされたゲームとしてもゲーム業界では有名です。
iOSのダウンロードも含めると計18億ダウンロードとのことで、未だに2000万DAU存在する脅威的なゲームですね。
ちなみに「Subway Surfers」がどんなゲームかというと、日本で少し前に流行った「テンプルラン」と同様のエンドレスに走り続ける奥スクロールの3Dランゲームです。ワールドツアーイベントでは東京ステージも登場してました。
個人的な意見としては「Subway Surfers」が「テンプルラン」や他のランゲームと違う点は、キャラクター操作の反応が結構機敏な点、障害物とそうでないものの色分けが絶妙で子どもでも可視可能である点。あとはコインやアイテムをとった時の反応がリワード感がめっちゃあるアニメーション、ユニークなキャラクターなど細かく上げていけばきりがないほど細部にこだわりがあります。
この「Subway Surfers」はデンマーク、コペンハーゲン市内にあるSYBOというゲームスタジオが制作し、そして同じくコペンハーゲンにある、Kilooというゲームスタジオがパブリッシングをしています。
コペンハーゲンのゲーム開発者内の都市伝説では、初期「SYBO」がまだ小さかった頃、ランゲームを作りたかったんだけど、エンジンを作るお金がなかったので「Kiloo」にゲームエンジンをもらう代わりにレベニューシェアを持ちかけたと。「Kiloo」はもちろんOKをしレベニューシェアを始め、パブリッシングの業務も手伝ってあげたところ「Subway Surfers」は急発進し、今現在もそのレベニューシェアは続いているとか。(羨ましい、私も昔に戻って、SYBOにランゲームのエンジンを提供したい!)
18億ダウンロードのゲームを作る会社がどれくらいの利益を出しているかは、決算書が出ているので(デンマーク語ですが)興味のある方はどうぞ。
SYBO企業詳細
Kiloo企業詳細
昨年のSYBOの5周年記念のパーティーの様子の写真をちょっと載せておきます
SYBOはまだ30人〜40人規模の社員数で真っ白なオフィスに室内植物がジャングルのように生い茂っている落ち着いたオフィスです。リリース前資料が多く、社内の写真を撮れなかったのですが、意外と月に数回ゲーム開発者向けセミナーの場所としてオフィスを解放しているので、機会があれば訪れることができます。
モバイルゲーム史上初18億ダウンロードを記録したSYBO、「Subway Surfers」以外の次のステップが見ものだなと、とりあえず上から目線(強がり)でもってこのエントリーを終了したいと思います。ぐぐぐ。