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北欧でゲームのお仕事

Taipei Game Show 台北國際電玩展のインディーゲームアワードに2カテゴリノミネートされた話

「来年の事を言えば鬼が笑う」という古いコトワザがありますが、もう鬼笑い過ぎて腹ちぎれて死んでしまうレベルですよ、インディーゲーム開発をしていると。開発期間ざらに3年余裕。大規模タイトルゲームになれば5−6年開発している事もざらなんで、鬼はゲーム業界からは全滅してしまったでしょうね。

 

というわけで本日は来年のイベントの話。

 

 

来年2023年の2月に台北で行われるゲームショウ。略してTGS。思いっきり東京ゲームショーの略称と被っている、ブランディングがちょっと不安になるイベントです。こんな近所でイベント略称被らせてくるとか普通ない。

 

そのイベントのインディーゲームアワードのファイナリストが先日発表されました。

アワアワアワード

 

うちのゲーム『パスパルトゥー2』がノミネートされたのは

 


ドゥるるるるるるるる

 


じゃん

 



ベストビジュアルアート
ベストデザイン

2つも!

tgs.tca.org.tw

日本からはリアスさん開発の「狐と蛙の旅」もベストナラティブにノミネートされてました!素敵!

Kitsune!!!

store.steampowered.com

 

ノミネートされる事も光栄ですが、優勝できると良いなぁと思ってます。今から授賞式に向けて台湾華語を練習しようかなと思ってます。<調子に乗っている。

 

 

ちなみに、国内外のイベントではこういったアワードが大体一緒に開催されます。オフラインを伴うゲームの場合は半年前から応募開始、オンラインオンリーのイベント時は2ー3ヶ月前の応募という事もあります。

 

 

アワードに参加するには、それぞれのイベントが定める規定をクリアする必要がありますが、ゲームがプレイアブル(プレイ可能)である事は必須条件です。当然コンセプトだけでは参加出来ません。またゲームのジャンルにもよりますが、イベントの出しているのうなDemo版もしくは開発が80%終わっているレベルのものをうちではアワードに出すようにしています。

 


なぜ80%かというと、イベントのアワードの結果を見た時に、既にリリースされているゲームがアワードを受賞している事が多いと。それはすなわち、スーパーポリッシュ(磨かれた)あとのゲームと比較された時に、未完成のゲームはよっぽどのユニークさがない限り、選出されるのは難しい。それであれば1年完成に向けて開発して来年そのアワードに再度応募した方がいい。という考えです。

 

あとは、販売してから余裕を持っていろんなアワードに参加するのも良いかと。最近はイベントとSteamが連動して、イベント時にセールを行う。イベント時にフィーチャーされる。などのものがあるので、すでに購入可になっていると売上が上がったりする事もあります。経験上、発売後から1年くらいあれば、十分販売した年のアワードに全て参加出来ると思います。

 

 

「そもそもアワードって取ったところでゲームの売上がすっげ上がるのか?」というと、よっぽど大きなイベントでないと「すっげ上がる」ことはないかもしれません。もちろんE3やTGSなどの一般プレイヤー向けのイベントでがんがん取り上げられれば別ですが、多くのイベントが開発者やビジネス向けに閉じていると業界内だけの認知で終わってしまうのでイベントに寄っても効果は変わるでしょう。

 

でもまぁ貰えると嬉しいので出来る限りアワードには参加したいと思います。

 

 

ゲーム業界の年間イベントカレンダーはこちら!英語ですが、メジャーなものはほぼ抑えられているのでおすすめです。

 

www.eventsforgamers.com

 

それではー!

 

来年、台湾行くぞー!美味しい小籠包食べるぞー!