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北欧でゲームのお仕事

2022年に自社で打ったゲームプレスリリースの数はいかに!

2022年は怒涛の年でした。2021年に続きちょっと働きすぎだったかもしれませんが、やっと休める年末がやって来ましたです。

スウェーデンは冬になると日照時間が格段に減り、朝の9時でも結構暗く正直萎えます。雪が降ってクリスマスライトが点り始めると、ちょっと綺麗なので精神が保たれますが、それは精神を保とうとする思い込みです。ただ外が寒いので家の中でぬくぬくゲームを長時間してても罪悪感が生まれないのが、北欧の冬の良いところです。家最高!

朝8時でこの暗さ

 

ということで、明るい話をしましょう。Flamebait Gamesに勤務する傍ら、2021年に作ったゲーム特化マーケティングの会社の総括をしてまして。(会社を立ち上げた話は下記)

 

hokuogamecat.hatenablog.com

なんと2022年に出した欧米インディーゲームの日本市場向けプレスリリースは45本でした!!

たらーん

プレスリリースとは、私のケースで行くと、新しく出るインディーゲームの発売日やDLC、アップデートなどを、ニュース素材としてメディアやジャーナリストが利用しやすいように、文章や資料としてまとめたものです。基本、企業がメディアを通して社会にメッセージを届けるために活用されます。

 

基本的に、メディアの種類は3つあります。広告代理店とかでよく使われる横文字カタカナ単語なやつですね。オウンドメディア、ペイドメディア、アーンメディアです。

メディアの種類

 

うちの場合は、当然の事ながら巨大ゲームスタジオをクライアントにしているわけではないので、広告を打ってプレイヤーを獲得するようなペイドメディアは使えません。そして何よりもPCインディーゲームをこよなく愛するプレイヤー達は広告に踊らされるようなタマではないので、ここに沢山お金をかけるのは正しい判断ではありません。

 

 

次にオウンドメディア。TwitterTikTokデベロッパーブログなどですが、インディーゲーム開発者は開発で手一杯な事も多く、ここに多くの時間を割けるスタジオは多くないです。Teardownデニスのように、天才的エンジニアスキルを持った開発者がTwitterでバズりそこからユーザーを獲得するケースもありますが、これはミラクルに近いので真似しようとして真似出来るものではありません。



そんな中、最後の頼れるメディアが、アーンドメディアです。最近ではストリーマーの影響力も強く、Youtubeでプレイされて人気になったゲームも少なくありません。Among Usや最近ではTrombone Champとかですかね。ストリーマーやインフルエンサーの存在が強く出る時代で、そのインフルエンサーの情報源になっているのがゲームメディアです。

ゲームメディアにゲーム情報が取り上げられた「だけ」では、ゲームの売上が莫大に伸びることはほぼないです。ただ、メディアがレビューしてくれた、そのレビューをみてプレイしてみたい。と思うプレイヤーはいます。また多くのストリーマーはゲームの情報をいち早く集める為にも最新情報にアンテナを立てています。

 

 

もちろん、直接インフルエンサーの皆さんにプロモーションコードなどは配るものの情報が行き渡るには、面をとっていく必要もある。それがゲームメディアやエンタメメディアです。

 

 

極論なにが言いたいかというと、プレスリリースを送るのは地味な作業だし絶対に取り上げてもらえる確実性はないのでスタジオは軽視しがちな作業なんですが、マーケティングの基礎としてまずは押さえておくべき作業。という感じの事象で、そこを私の会社で支援しています。

 

 

今年は45本と、月に3本は出しているようなペースで走って来ました!うちはスタジオのスタジオかパブリッシャーの代理でPRを打つのでNDAもあり、どのゲームのタイトルのPRしたかの全貌のリストを公開することは出来ませんが、サイトのプロジェクトにほんのちょっとだけ載せておりますー。

www.neonnoroshi.com

メディアカバー率は平均66ー73%と自社調べでは結構高く、今年もいいプレスを書いたな。ということで、本日今年最後のプレスを打って、年内店仕舞いとします。

 

仕事は終わったので、今年の冬休みもゲームを沢山プレイするぞーー!!

 

おーー!