最近、コンテンツリッチと言いますか、ヴィジュアルリッチなゲームをPS4でやっている中で、最高にミニマルで最高に気持ちいいパズルゲームがあったのでご紹介!
その名も『supertype』もう言葉で説明するよりも、下記の動画を見てもらった方が早いと思うのですが、そう、フォントの形を利用したフィジカルパズルなんです。
アルファベットの文字ってこんなにキャラクター性があったんだな、と感じると共に、このゲームデザイナーのPhilipp氏のアルファベットに対する愛が伝わってきます。こういうゲーム最高。
アルファベットはかなり多様な形をしていて、このパズルを解くのに必ずしも絶対的にこうでなければパズルは解けない!というのではなく、パズルを解くのにキーになる単語がある一定の位置に含まれていれば解ける感じのゆるさの設定が絶妙です。パズルゲームのゲームデザインにおいてはここの設定は結構重要で、あまりにもたくさんプレイヤーに自由な解決策があると、ラッキーベースで何度かスパムってれば解けてしまったりするし、あまりにも決まった答えしかないとなると、結構プレイヤーのパズル思考度に依存するので、ステージが進んで行くと難易度が上がってカジュアルプレイヤーが行き詰まって楽しめなくてすぐゲームを辞めてしまう。みたいな現象があるので、その点において『supertype』はよくデザインされてるなぁと感心しかないです。
パズルが成功した時に上から降ってくる、このパンチで穴を開けた後の丸いやつ!もうどんだけセンスいいんだよ!
ワードを出現させるときは、ゲーム内独自のキーボードが下に出ます。このフォントかわいいなぁ。
そして毎ステージ毎に変わる壁紙も見ものです。
そしてやはり物理動作のスムーズさは、これまでのパズルゲームの群を抜いているかと。アルファベットを打つ時、アルファベットが落ちる時、はねる時、ぶつかる時、回る時のスピードがなんとも見てて気持ちのいいスピードなんです。またパズルがうまくいかなくて、再トライする時の再トライ感がない感じもすごいです。これはメールを書いてて、「あぁ誤字だった、ちょっとデリートボタンで消してまた書こう。」みたいな私たちが日常で行ってる作業で「失敗」をあんまり感じさせずに、リトライ動作に戻るスピードが最高です!
ステージ数は100以上!かなり禅なフィーリングになること間違いなしなので、電車の乗り過ごしにはご注意ください。
iOS、Android共に有料ですが、喫茶店のコーヒーよりも安いのでかなりオススメです。